冬場のコンポスト肥料作り
冬場にコンポストの温度をググッと上げ、分解を劇的に早めるための**「高エネルギー食材」と、その「投入のコツ」**をご紹介します。
冬は外気が冷たいため、微生物が自ら出す「発酵熱」で箱の中を温めるのが成功の鍵です。
2. 冬の分解を加速させる「3つの裏技」
食材選びに加えて、以下のテクニックを組み合わせるとさらに効果的です。
① 「レンチン」してから投入する
生ごみ(野菜くずなど)を電子レンジで軽く加熱してから入れる方法です。
メリット: 細胞が壊れるので微生物が食べやすくなり、さらに「熱」を持った状態で投入されるため、コンポスト内の温度低下を防げます。
② 「湯たんぽ」作戦
夜間の冷え込みが激しいときは、お湯を入れたペットボトルをタオルで巻き、段ボールの「外側(カバーと段ボールの間)」や「中(基材に直接触れないよう端の方)」に入れておきます。
これにより、微生物が活動を停止する「低温状態」になるのを防げます。
③ 穴を掘って「塊」で入れる
冬場はバラバラに混ぜるよりも、真ん中に深い穴を掘り、そこに「生ごみ+米ぬか+油」をまとめて入れ、上から厚く基材を被せる**「巣箱方式」**がおすすめです。
熱が中心部にこもりやすくなり、そこから徐々にコンポスト全体が温まってきます。
3. 温度が上がっているか確認するサイン
温度計がなくても、以下の状態になれば冬場のコンポストは成功です!
湯気が出る: かき混ぜたときに、ふわっと湯気が上がれば完璧です。
結露する: 段ボールのふたの裏や、内側の新聞紙がしっとり濡れていれば、中で菌が活動している証拠です。
白いカビのようなものが出る: これは「放線菌」などで、分解が非常に進んでいる良いサインです
1. 微生物の「ガソリン」になる高エネルギー食材
これらを入れると、微生物が活発に働き、数時間から翌日にはコンポストがホカホカになります。
食材
・廃食油
最強のエネルギー源。温度が爆上がりします。
1回につき大さじ1〜2杯を、生ごみに直接かけて混ぜます。
・米ぬか
枯草菌が大好き。糖分とビタミンが豊富です。
表面に振りかけるのではなく、中に入れ込んでしっかり混ぜます。
・天ぷらかす
油分と炭水化物の塊。微生物にとってのご馳走です。
古くなって酸化したものでもOK。細かくして投入。
・魚のあら・血骨
タンパク質が豊富で、発酵が始まると強力な熱が出ます。
臭いが出やすいので、深く埋めて、上から乾いた基材を多めに被せます。
・砂糖水・古くなったジャム
糖分は微生物の即効性の栄養剤になります。
お湯に溶かして「ぬるま湯」としてかけると効果倍増です。